採用ブログ
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「あの先輩は今」ということで、新卒で入社されてから、どんな変化や成長を遂げているのか、インタビューしてきました!
今回は、案件創出から企画提案、お客様との関係構築などに携わる、営業プロデューサーとして活躍する尾形さんに話を聞いていきます。
プロフィール
尾形実乃(Ogata Yoshino)
秋田県出身。東北大学文学部を卒業後、2020年度新卒入社。
インサイドセールスを経験後、営業プロデューサーとして、採用領域、インナーやアウターブランディングを問わず、企業組織の理念策定や浸透活動に携わる。現在は、建設業界、不動産業界などを中心に担当。
―本日はよろしくお願いいたします!
まず入社から4年目の現在まで、どんな変遷を辿られたのかお伺いしたいです!
・入社〜1年目:全く仕事が楽しくない
・2年目:営業を本当に辞めようと考えていた
・3年目以降:営業が楽しい
この3、4年間はとにかく仕事を覚えることや、社会人としての一人前を目指して働いてきた気がします。
目次
待望の揚羽に入って、仕事の向き合いかたに苦戦した1年目
1年目は全く仕事が楽しくなく、仕事に対するモチベーションが低かったです。
ーなぜそんな気持ちに?
コロナ禍で入社した私たちは3ヵ月間のオンライン研修を終え、7〜9月は当時インサイドグループと呼ばれていた、新規開拓営業のグループにいました。まだ揚羽とお取引したことがない企業様から商談機会をいただくという、いわゆるテレマーケティング(以後テレマ)をすることになりました。
テレマでは、ニーズがない中で自分からニーズを喚起し、売り込んでいく必要があります。
「要らない、忙しい」と断わられる中で、何度も営業していくことに抵抗があり、あまり前向きにできなかったんだよね。
そんな気持ちでやってるから、テレマも全然楽しくないし、結果も全然出なくて。
多分テレマの成績も同期の中で一番低かったんじゃないかな。次第に、会社にも行きたくなくなり、自分の殻に閉じこもってしまいました。
当時を振り返ると、学生気分から社会人へのスイッチングが全然できなかったのかなと思います。
ー学生なのでわからなくて、詳しく聞きたいのですが…
学生と社会人としての仕事とで、どんなところが違うんですか?
色々あるとは思うけど、自分の置かれている状況を、どう前向きに捉えられるか、自分で気持ちを整理し、切り替えていくところだと思います。「やりたい、やりたくないとかじゃなく」みたいな。
10月に正式に営業部に配属され、メンターの先輩に、「モチベーションで仕事をしたり、パフォーマンスの質を左右させるのは、社会人として働く上でよくないよね。」と喝を入れていただき、私自身も変わるきっかけになりました。
2.人生で初めて「あまりにもできない」を経験
ー2年目で「仕事を辞めたい」と考えるようになってしまったのは、何があったんですか?
2年目から営業として裁量が大きくなり、自分がメイン担当になる中で、「間違っちゃいけない」という気持ちを強く抱くようになりました。
私は、お客様にいろんな話をされると、頭の整理が追い付かず、戸惑ってしまうことが多かったです。なので、アポイントメントにすごく準備をして、ガチガチの状態で毎回臨んでいました。
準備しているのに、やることやってるはずなのに、全然結果に結び付かなくて。
人生で初めて「あまりにもできない」を経験しました。
今まで、勉強もスポーツもやればできたし、ある程度結果に結び付けてきました。だから、頑張っているのに、あまりにできない状況が、正直辛かったです。
かたや同期は、成績出して表彰されたり、お客様と仲良くなれたりとかしてるんです。
自分だけ面白くない状態がずっと続いていて、「辛いな、嫌だな、『全然営業向いてないわ』」と思うように。
そんな状態だから、先輩の言うことが全て正解だと、いつしか答えや意見を求めるようになってしまっていました。
お客様のために、自分の意思と言葉で伝える提案であるはずが、当たり障りない提案になっていました。
ー挫けてしまいそうです…。どう変化していったんでしょうか?
転機が2つあって、
1つ目は、「営業職に向いてないです」と打ち明けた際に、メンターの方から「向いているか判断するほど、営業の全てを知らないんじゃないかな」と言っていただきました。
当時の私は、一人前の営業マンが経験する、成功体験を経た上での、辛さや楽しさを経験したことがなかったんです。なので、「全て嫌だと言えるほど、一通り経験したことがないよね」という、すごく真っ当なご意見が響きました。
2つ目は、ディレクターの方が「お打ち合わせのとき、会社でみんなと雑談してるときの明るさがないですね。もっと素でぶつかっていっても大丈夫だと思います。」と言ってくれて。
そこから、多少間違えてもいいから、もっと素の自分で挑んでみようと思えるようになりました。
元々、人と話すことは結構得意で、好きだったので、手始めに、電話で1回は笑おうとか、アイスブレイクちゃんとやろうとか、コミュニケーションの方にどんどん振っていったんです。
そしたら、商談にはならなかったけど、「また話を聞いてください」「何かあった時は尾形さんに相談しますね」みたいなことが増えてきたりして、段々と自然体でいられるように!
何よりまず、自分が楽しくなっていきました!
切り替えたことで、“お客様から信頼されたり、お客様とたわいもない会話をできる関係になれること”が、私にとって、やりがいを感じるポイントだと気づいて、営業も面白いと思うようになりました。
ーそれに気づけたことは、大きな一歩ですね。
そうですね。
ー実際に、印象に残っている案件などはありますか?
特に印象に残っているのは、「尾形さんが一生懸命だったから、揚羽さんにお願いしたいです」と発注を決めてくれたお客様の案件です。
日ごろ交わすコミュニケーションの中から、課題がどこにあり、何に不安を抱いているのか分析し、本音を引き出すことを大事にしていました。
加えて、理解したつもりで片付けていたことを、もう一度電話して確認したりして。「お客様の目線に立って、誰よりも理解している存在」になることを心掛けました。
結果、映像制作を任せていただけたんです。その後、Webサイトやパンフレットの制作も任せていただいています。
それ以外でも何かと困りごとがあれば電話してくれたりと、ご信頼いただいて、今でも関係が続いています。
ー素敵な関係ですね。
私も営業に同行させていただいたときに、楽しそうにお客様とお話しされているのが印象的で、お互いを信頼していることが伝わってきました。
3.毎日がメモリアルと感じる現在
ー3年目以降、どんなスケジュールで働かれているのか、教えてください。
1ヶ月のスケジュールはこんな感じです。
ピンクがアポイントメントで、緑が社内でのミーティング、青がアポの準備だったりと、色を使い分けています。
ー1週間で10個くらいアポイントメントが入る時もあるんですね。
この中で、思い入れのある案件とかありますか?
全部がメモリアルだから、特にはないです。 全部が等しく楽しかったです。
ー全部とはどういうことですか?
私は入社当時から「人を元気づける存在でありたい」という想いがあります。
「全然尾形さんに聞くことじゃないかもしれないんですけど」と、お客様からいろいろ相談してくれることは、少なくとも、プラスの感情や価値を与える存在になれていると感じます。
だから、全てのお客様とのやり取りが思い出です。
4.より元気づけられる存在に
ー今後のキャリアとして、挑戦したいことはありますか?
もっと組織に対して詳しい人になりたいと思っています。
同じ組織内の人でも、立場が違えば悩みが全然違うし、組織には多くの課題があることに気が付きました。そうした会社や組織の悩みを解決に導き、元気にしていきたいです。
そのために、様々な組織や立場の人の声をもっと聞いて、どういう課題を抱く傾向があるのかなどの知見を増やしていきたいです。
ー揚羽の組織に対しても、貢献したいことはありますか?
もちろんです。
私が辛かった時に、辞めずに済んだのは、全然できないのに、先輩方が根気強く面倒見てくれて、目をかけてくれたからです。
仕事は辛いけど、揚羽の人達が好きだから頑張れました。だから私も、同じチームの人や後輩に還元していきたいです。
加えて、仕事は楽しいことだけではないことを知っているので、辛い中でも前を向いて行けるよう、日常から「元気を与えられる存在」になりたいです。
ー素敵なお話を聞けて楽しかったです。
尾形さんから教わることを、楽しみにしています。お話ありがとうございました!